二十歳の若者たちに若松英輔さんの「現実」(『ことばのきせき』所収)という詩を贈りたいと思います。
みんなが/笑っているとき/わたしは ひとり/泣いていたことがある
みんなが/祝っているとき/うめいている人も/いるだろう
この世界には/誰も 気づかないところで/見知らぬ他者のために/祈って
いる人がいる
見えない場所で/気づかれないように/そっと 誰かを/支えている人がい
る
私たちはV・フランクルが言うように「ほかの人々がしていることを望み(大勢順応主義)、他の人々が自分に望んでいることをする(全体主義)」ことが多いのではないでしょうか。けれども、私たちはそれぞれ他の人々とは違う「ひとり」であり、人々が望むようにできない「ひとり」なのであって、その「ひとり」をたいせつに生きてよいのです。
主イエスという方は「ひとり、泣いている人」「ひとり、うめいている人」をたいせつに探し出すように歩まれました。この方は、誰も気づかないところで、その「ひとり」のために祈り支え続けてくださっている方です。
「この主イエスから目を離さず、しっかり目を注いで歩もう(Having our eyes fixed on Jesus)。この方こそ、私たちの信仰の始まり、私たちの信仰を神につなげてくださる方なのだから!」(ヘブライ12・2)と聖書は語ります。
この聖書の御言葉を今朝ご一緒に受けていきましょう。