本日集われた皆さまとご一緒に礼拝を捧げられることを、心より感謝いたします。
私は今、IJCS(シンガポール国際日本語教会)の派遣宣教師として、東京北キリスト教会で仕えさせていただいています。なぜ宣教師として日本を選んで奉仕するのかと不思議に思われるかもしれません。それがすべて神さまのご計画だと思います。
今思えば、日本の教会に通い始めたのは大学生一年の時でした。そこで、初めて日本のクリスチャン人口や教会の現状を知るようになり、祈り始めたのです。日本の教会生活で聖書の知識だけでなく、日本人の宗教観や考え方などをたくさん教えられました。奉仕の中で、日本への福音宣教のビジョンを示され、献身者としての道が導かれました。その後IJCSに導かれ、多文化共生教会を経験しました。多民族、多言語、多文化など異なる背景をもった人たちが、お互いの違いを越えて、ただひとつ、イエス・キリストにつながって、共に教会に奉仕する姿を見て、初代教会の多文化共生というスタイルに新鮮な思いで気づかされました。これらの全てが現在の東京北教会での奉仕の基礎となっていると思います。
神さまのご計画は、初代教会にとっても、私たち個人にとっても、しばしば私たちの想像を超えたものです。神さまが多文化共生であるアンティオキアの教会を用いられて。その福音が世界中に広がっていきました。今度は私たちを、ご計画のために用いようとしておられます。大井教会が初代教会のように、福音を生き、多種多様な方を祝福する教会として大いに用いられますようにと心より願います。