深い畏れと感謝と 加藤 誠

 9月8日の主任牧師就任式。深い畏れと感謝を覚えつつ、按手の祈りにあずかりました。就任式が終わった夜、ささげられた祈りの言葉の重みがひしひしと体の芯に浸透していくのを感じました。何と畏れ多いことか。しかし、主が結びつけてくださった交わりから、もう自分の意志で離れるわけにはいかない…と。

祈りに参加くださった教会員一人ひとりに感謝します。感謝礼拝・感謝会を整え支えるために一人ひとりがささげてくださった奉仕に感謝します。

「私たち教会の祈り」を声を合わせて朗読し、手をつないで主の前に頭を垂れる。聖霊の注ぎと導きなしには一歩たりとも前に進めない私たち。同じ舟に乗り込んでくださっている主イエスを真ん中にいただきつつ、霊において一つに結ばれて祈りを合わせる。これからどんな「突風」に悩まされることがあったとしても、私たち大井教会が繰り返し立ち返るべき姿を見せられた礼拝となりました。同時に、大井教会の背中にそっと添えられている連盟諸教会の温かい励ましと祈りを見える形でたくさんいただきました。感謝です。

今朝は、礼拝の中で敬老感謝のときを持ちます。大井教会が、これだけたくさんの信仰の先輩方をいただいていることは教会の宝です。齢を重ねることは、自分の衰えと向かい合うこと。それは闘いであると同時に、一人ひとりの「弱さ」にこそ働き、人生を「完成」させてくださる主の慈しみへの信頼を学ぶ歩みでもあります。