私たちにとって「もっとも幸せなこと」は何でしょうか。
それは第一に「自分の人生の最終責任者を知ること」であり、次に「優しさと笑顔を誰かと分かち合えること」、「辛いこと、悲しいことを黙って受け止めてくれる誰かがいてくれること」と答えたいと思います。「もっとも」と言いながら「三つ」も挙げるのは欲張りかもしれませんが、イエス・キリストはこの「三つ」が分かちがたく結びついていることを教えてくれています。
「わたしはぶどうの木。あなたがたはその枝である。人が、わたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」(ヨハネ15・5)。
「これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(同15・11~12)。
わたしたちは何かとつながらないと生きていけません。自分一人で生きているつもりでも、誰かの価値観を参考にし、誰かの生き方を目標にし、誰かの存在に支えられているものです。思ったほど、人は強くない。裸の自分は、実はか弱い存在です。だから、必ず心のよりどころを求めている。
「真実の愛」を生きられた主イエスにつながる時、わたしたちはその愛に支えられ包まれて、誰かとやさしさと笑顔を分かち合い、つらさと悲しみを分かち合う者とされる。そして、神さまが与えてくださる真の喜びを知る者とされる。
これは聖書が証ししている真理です。クリスマス、おめでとう。