息子が和歌山ひかり幼稚園を卒園した春、「小学校に行きたくない。」と、登校を拒否し、夜になったら泣き出し、朝は2、3分で行ける学校に四十分ほどかかることがありました。幼稚園では園長だった私がいたのですが、小学校ははじめて親と離れる場所となったから無理もありません。そんな時、「園長先生 大丈夫ですよ。穂希くんはひかりのこですから。安心してくださいね。」との保護者の言葉に なんだか拍子ぬけしました。うれしくなりました。そして気づかされました…。
今朝は第一コリント3章1~9節から聴いていきます。
パウロはコリント教会の人々に、やさしく呼びかけます。「兄弟よ」と。私たちは、もしかしたら「教会慣れ」「みことば慣れ」をしていませんか。何かあると「わたしは成長していない」と落ち込んでしまう。そして周りとの比較の中で生きようとするのです。アポロにつくパウロにつくと。二人とも共に神に仕えるものです。そして聖書は語ります。「わたしの目にはあなたは高価で貴い」と。未成熟である責任を神に負わせるというのではなく、かえって、神さまと出会うことによって自分の「愚か」さと、真摯に向かい合い、「成長させてくださる神」に、期待することはとても大切なことです。
主イエス・キリストという既に据えられている土台(11節)に私たちは立っていきましょう。大丈夫です。わたしたちはイエスさまの光を受けてひかり輝く「ひかりのこ」ですから。