1931年伝道開始、日本バプテスト連盟に加盟するプロテスタント教会です

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あけぼの幼稚園
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巻頭言「希望の日 ~ペンテコステ~」加藤 誠

ペンテコステ。それは教会が誕生した日。
家の中に閉じこもり人びとの目から身を隠していた弟子たちが、扉を開けて世界に向けて堂々とキリストを語り始めた日。
使徒言行録二章のペトロたちの姿は、十字架の場面の弟子たちとはとても同一人物とは思えないほど「別人のように変えられた弟
子たち」です。
いったい何があったのでしょう。
聖書は「天の神の右に座したイエスを通して聖霊が注がれた」と語ります。その聖霊とはいったいどのようなものなのでしょうか

一つは、聖霊はペトロたちの心に「十字架の主の愛」を照らし出しました。「天の神の右に座したイエス」とは「十字架の主」だ
からです。
弟子たちにとって十字架は「惨めな敗北、挫折、絶望」でしたが、聖霊は彼らの心に、人間の罪に打ち勝つ「十字架の主の愛」を
はっきりと教えてくれたのです。
もう「一つは、聖霊は私たちを神の前に「小さく」し、神の働きに対して「やわらかくする」働きだということです。
「私の中で神が大きくなり、自分が小さくやわらかにされる」。
ペトロは十字架において深い挫折を味わいました。最後まで主イエスに従うつもりだった自分が粉々に砕かれて「小さく」、「た
だ祈る他なにもできない者」にされた時、ペトロの中に「神の愛が大きく」迫り、その「神の愛に包まれて生きる者」に変えられた
のです。
ペンテコステ。それは私たちにとって大きな希望の日です。

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