心が暗くなる出来事があふれるこの世界に、「神の愛と希望」を示すために主イエスはご自身の命をささげられました。
世界の中でもっとも暗闇が深く、人びとの苦悩と涙があふれている場所にも、神の愛のまなざしは注がれている。
目をそむけたくなるような人間の罪深さと愚かさのなかに、「神などどこにいるのだ!」と叫びたくなる出来事のなかにも、神はともにおられる。
どんな状況でも、どんな人でも、神の愛のまなざしからもれている人は一人もいない。この世界で「神の愛と希望」が注がれていない場所はない。
その神の国の福音を最後まで生き抜き、十字架で死なれた主イエスを、神は墓の中から復活させられました。
安息日が明けた朝、主イエスが葬られた墓に向かった女性たちがいました。
理性で考えたなら彼女たちの行動は「意味がない」「行くだけ無駄」なものかもしれない。しかし彼女たちを突き動かし、墓へと向かわせたもの。それは主イエスへの愛と信頼だったと思うのです。
主イエスが自分たちに手渡してくれた「神の愛と希望」は、唾を吐きかけられ、踏みにじられても、決して無にならない。滅びない。
「神の愛と希望」は必ずこの世界を変える。主イエスを裏切った者たちも、主イエスに唾を吐きかけた者たちをも、必ず新しく創り直す。
「あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。」
「神の愛と希望」を握りしめて生きる者たちの歩みの先には、復活の主が必ずともにいてくださるのです。イースター、おめでとうざいます!」