先日の特別伝道集会では、神の「いのちの言葉」が金丸先生を通して豊かに届けられたことを感謝します。
東日本大震災での出会いを通して金丸先生自身が問われ揺さぶられたこと、支援活動での挫折や傷ついた思いなどを正直に吐露して下さり、その中で発見した聖書のメッセージをストレートに語ってくださいました。「投げ捨てられた塩」の叫びが聞こえているか…という問いかけや、本来あるべき道から外れた者を「もとの場所に連れ戻す」のではなく、外れた場所で「ドーン!」と新しい創造を起こしていかれる「クリエイティブな神様」など、新しい視点とうれしい気づきを与えられた二日間でした。
また集会には、初めての方や久しぶりの方が家族や友人の招きを受けて集っておられる姿が幾人も目につきました。ハガキだけでなく、実際に声がかけられる中で、福音は「人から人へ」伝わることを示されます。ただし、その場合の伝わり方は「福音をすでに知った者」が「まだ知らない者」に、「すでに救われた者」が「まだ救われていない者」に…という一方通行の伝わり方ではありません。わたしたち人間は、神の前にほんとうにちっぽけな存在なので、何ごとかを「分かった」つもりでも、まだまだ「知らない」に等しい。福音は日々、常に「新しく届けられる」もの。その福音を一緒に聖書から聴いて、神の恵みに向けて新しく変えられていきたい…という、「一緒に、新しく」を熱く祈っていく伝わり方でありたいと願います。
「あなたがたの教師はキリスト一人だけである」(マタイ23・10)。キリストにしっかりと目を注ぎながら、「昨日の生徒は、今日の先生」、「自分が教えた者から、今日新たに教えられる」、しなやかな互いの関係に生かされたいのです。