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あけぼの幼稚園
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巻頭言『ゴミ箱行きの「ホコリ」』加藤 誠

 今日のテーマは「誇り」です。

 「誇り」は大切なものです。ただし聖書は「持つべき誇り」と「持ってはいけないホコリ」について書いています。

 キリストと出会う前のパウロは、イスラエルの民としての「誇り」に生きていました。彼は「生れと血筋」を誇り、「学業」を誇り、「完璧な律法の実践」を誇っていました。「誇り」の頂点を極めたと言っても過言ではないでしょう。

 ところが十字架のキリストの恵みを知ったパウロはその価値観を百八十度ひっくり返されて、それらはすべて「塵あくた(ゴミ屑)」になったと言います(フィリピ3章)。キリストの恵みを「誇る」者となった時、それまでの「誇り」はゴミ箱行きの「ホコリ」となったのでした。

 そのパウロが「間違った誇り」を列挙している部分はなかなか面白く、私たちも胸を当てて考えるように促されます(第二コリント10~11章)。

 ①自分で自分のことを誇るな! ②他人と比較して誇るな!

 ③限度を超えて誇るな!(神や他人の働きを自分の手柄にするな!)

 ④苦労を誇るな!

 そして「もし誇る必要があるなら、わたしは自分の弱さを誇ろう!」「誇る者は主を誇れ!」と語っていくのです。

 「俺はすごい/俺は頑張っている!」と自分をほめる世界に生きていたパウロは、「神は素晴らしい/罪ある者を赦し用いられる主の恵みはすごい!」と、神を賛美して生きる世界に捕え移されたのでした。

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