1931年伝道開始、日本バプテスト連盟に加盟するプロテスタント教会です

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あけぼの幼稚園
メッセージ

巻頭言「賜物」加藤 誠

 「少子化」や「共働き世界の増加」など、「事業」としての幼稚園にとっては厳しい時代を迎えています。しかし私たち大井バプテスト教会は、「事業」としてではなく、聖書から示される「使命」において、あけぼの幼稚園の働きを担っています。「時が良くても悪くても」(第二テモテ4・2)この「使命」を担っていく信仰を日々聖書からしっかり受けていきたいのです。

 朝ドラの「あんぱん」の主題歌『賜物』は、「超絶難度Gの人生」「借りものであり、いつかお返しする人生をどう生きる?」と問いかけている歌です。この『賜物』を作詞した野田洋次郎は、何をもって「賜物」と表現しているのだろう…と思いめぐらす中で、主イエスが子どもたちを抱き上げて祝福された姿が聖書から立ち上がってきました。

 主イエスの時代、わずか数%の地主たちが豊かさを享受する下で、圧倒的多数の人々はその日暮らしの貧しさを強いられていました。彼らにとって子どもは大切な宝でしたが、当時は十歳までに感染症などで半数以上が命を落としたようです。その幼子への祝福を願いやって来た人々を弟子たちが追い払うのを見た主イエスは憤り、幼子一人ひとりを抱き上げ、手を置いて祝福されました。

 人の目にどんなに小さく見えても、幼子一人ひとりは神の祝福を注がれて生まれてきた。この祝福を喜んで受け取り、分かち合い生きる中に「神の国はある!」と教えてくださったのです。そして、子どもたちを祝福された主イエスはご自身を十字架にささげられました。その祝福は口先だけの祈りではなく、ご自身の命をかけた祝福だったのです。この「賜物」としての主イエスの祝福を大切に受け、子どもたちを育てていく使命が私たちに託されています。

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