主イエスが宣教を始める前、バプテスマのヨハネが「悔い改めのバプテスマ」を人びとに宣べ伝えていました。それは「自分たちが神の御心にどれだけ深く背いているかを自覚し、神の御心に方向転換して(悔い改めて)生きるため」のバプテスマでした。
ヨハネは「わたしは水でバプテスマを授けているが、わたしの後から来る方(イエス)は聖霊と火でバプテスマを授ける」と理解していたので、自分のもとに主イエスが来た時、ヨハネは「自分より優れたバプテスマを人びとに授ける方に、どうして自分がバプテスマを授けられようか」と躊躇しましたが、主イエスが「正しいことを行うことは我々にふさわしい」と語られて、ヨハネは主イエスにバプテスマを授けました。
しかし、主イエス御自身は、弟子たちにバプテスマを授けていません。
主イエスが「人びとにバプテスマを授けよ」と弟子たちに命じたのは復活後であり、その時も弟子たちにバプテスマを授けることはありませんでした。
となると、ヨハネが「イエスは聖霊と火でバプテスマを授ける」と語ったことは、いったい、いつ実現したのでしょうか。
一つの有力な答えは「聖霊のバプテスマが実現したのはペンテコステの時だ」というものです。それは主イエスの昇天後であり、主イエスが直接バプテスマを授けたわけではありませんが、「ペンテコステの時に主イエスが天から聖霊を注いで弟子たちにバプテスマを授けたのだ」という理解です。
さて、いったい「主イエスの聖霊と火のバプテスマ」とはどのようなバプテスマなのでしょうか。幼子たちを抱き上げて祝福された主イエスの姿を想い浮かべながら、聖書に聴いていきたいと思います。