巻頭言「喜びに満たされて」大島 博幸(福島主のあしあとキリスト教会)

 本日はお招きいただき、こうして2023年10月29日の大井バプテスト教会「主日礼拝」に集われた皆さまとご一緒に礼拝を献げられますことを、心より感謝いたします。今日のこの日の礼拝が、私にとっても、皆さまお一人おひとりにとりましても、新しく始まったこの週とその一日一日を生きる力となり、希望となることを願っています。

思い返せば初めて「教会」に行ったのは、高校3年生の8月最後の土曜日の夜に行われた「映画会」でした。その映画は、三浦綾子さん原作の「塩狩峠」でした。映画に感動したのはもちろんですが、何とも言えない教会の雰囲気が私をとらえました。翌日の「礼拝」に出席し、聖書とイエスさまに出会い、その年のクリスマスイブの礼拝で、信仰告白をしてバプテスマを受けました。初めて教会に行ってから3か月後のことです。そうして信仰の歩みが始まりました。あれから40数年が経ちました。様々な出来事があり、事柄に遭遇してきました。今思うのは、「信仰は生きること」だということです。神さまがおられ、その方が救い主としてイエスさまとして、私たちの世界に人となって来られ、「あなたと共にいる」という約束をもってこの私に出会ってくださり、教会の交わりの中で「私」たちとして生きる場を与えてくださいました。それを信じて生きる時、いつでも、どこでも、どんな時でも「私」たちには神による大きな世界が開かれていきます。

 今回のテーマは、「いま、神さまに生かされている喜び」です。本日、おいでになったみなさまとご一緒に、この喜びをいただき、その喜びに満たされたいと願います。そしてこの方と共に、この方を信じて生きる多くの方々と一緒に、託された一日一日を精一杯歩んでいきましょう。皆さまに、心からイエスさまの祝福をお祈りいたします。