巻頭言「五年ぶりの夏期学校」夏期学校委員会委員長 直津 晴子

 コロナ禍の影響により二○二○年から休止していた小学科夏期学校が、八月二日、三日、青梅市にある奥多摩バイブルシャレーにて再開することとなりました。

この夏期学校は一九五五年に小金井浴温館で始まり、その後天城山荘に落ち着いて、以来毎年行うことが許されてきました。ですから私たち小学科は、コロナが収束したら当然天城での夏期学校を再開できるものと考えていたのです。

ところが天城山荘売却という思いもよらない事態が・・・。

私たちは困惑しました。それでも「何とか夏期学校を再開したい、夏期学校で子どもたちと寝食を共にし、ともに聖書を学び、神さまを賛美したい!」との教師たちの熱い思いから、昨年秋、夏期学校委員会が発足、新たな候補地選びが始まりました。いくつかの施設を下見しプログラムを思い描く中で、場所は奥多摩バイブルシャレー、日程は一泊二日、対象は三年生以上で始めてみよう、と定まったのです。奥多摩の自然豊かな渓流沿いにあるキリスト教のキャンプ施設です。

今年のテーマは「感謝~神さまありがとう」、聖句は「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(テサロニケ一 5・16~18a)です。

四十名の子どもたちと奉仕者二十八名、合計六十八名で行ってきます。一日目、ロープウェイで御岳山へ。バイブルシャレーでは開会礼拝、クラスでの学び、キャンプファイヤー、二日目はプール遊び、閉会礼拝など。期待と緊張の中で祈りつつ最終準備を行っています。

皆さま、すべてが守られますようお祈りをお願いいたします。