教会音楽月間の四回目。今朝は歴代誌から「礼拝と賛美」について聴いていきましょう。
歴代誌は、バビロン捕囚から荒れ果てたエルサレムに帰還した人々によって書かれた書物です。多くの民が自分の暮らしの再建を優先しようとした中で、「いやまず神殿を再建し、礼拝を確立することから祖国再建を始めよう」と立ち上がった人々がいました。彼らは、かつてダビデが最初に神殿建築を準備した時のスピリットを、国の再建の礎にしようとしたのです。
歴代誌のダビデから学ぶことはなんでしょうか?
第一に、ダビデにとっての神殿建築は、ダビデが自らの思い上がりを悔い改め、主への畏れをあらわす業であったということ(二一章)。神殿を建てて礼拝を大切にすることは、主への畏れを私たちの暮らしの真ん中に置くことを意味するのです。
第二に、ダビデはハード面(建築)に先立って、ソフト面(毎日朝夕の礼拝を担う人びと)を整えることに注力したこと(二三~二六章)。軍隊組織よりも優先して、レビ人、祭司、詠唱者(奏楽者、聖歌隊)を整えて、訓練したことは注目に値します。
第三に、ダビデ自身は主から建築に携わることができないことを示されていましたが、しかし息子ソロモンが建築に取り掛かれるように、職人や建築材料の確保など、すべての準備に全力で取り組んだこと(二八~二九章)。次世代への信仰継承の「要}は、バトンを手渡す者が今日、ここで主への畏れを真ん中において「心を尽くして全力で」礼拝をささげていくことにあるのです。