一九九二年六月大井バプテスト教会より招聘を受け、先週、就任25年を記念し、神賛美と労いの時を整えていただきありがとうございました。
また、常日頃、祈りと励まし、助言を届けてくださり心から感謝いたします。
私は今、三つのことを覚えます。第一は、憐れみの神さまは教会音楽の働きと仕事を教会に託してくださっていること(表に見える働きや仕事もあれば、隠れて見えないものもある)。第二は、神さまが起こしてくださった大井教会の歴史。神さまの壮大なご計画のもと前音楽主事大谷レニー先生(米国南部バプテスト連盟から音楽宣教師として派遣され、日本で教会音楽ミニストリーを伝え、人材の育成や日本バプテスト連盟新生讃美歌の編纂と出版に尽力)が教会に与えられ、教会学校と教会音楽による教会形成、伝道の恵みの歴史を積み上げています。第三は、神さまと教会の求めに応じて音楽の担い手が備えられ、整えられていること。長年、担い続ける人に新しい人材が加わり、「共に」教会を形づくる者とされているのです。
私は、大井教会の会衆の賛美が大好きです。笑顔いっぱいで歌う人や自信なさそうに歌う人、指揮をしっかり見て歌う人、一冊の讃美歌を分け合って歌う親子、涙を流しながら歌う人、二階の部屋で座って歌う人、英語で歌う人、音響の場所でマイク調整をしながら心を合わせる人。これらの私たち、指揮、楽器、聖歌隊と組み合わされ、礼拝を形づくっている姿がそこにあるからです。
「あなたのようにすぐれた神はあるでしょうか。」(詩編77:14)
新礼拝堂建築に際し「この会衆の賛美を更に祝福してください」また、「今日も欠けだらけの私を立たせてください」と、すぐれた神に祈り委ねます。
特に音楽委員会に深く感謝したいのです。委員長不在の中、教会音楽の働きを広く深く理解し、音楽主事の弱さを助け、共に祈りを合わせてくださいます。
最後に加藤誠主任牧師、広木愛牧師、事務スタッフに心から感謝申し上げます。