大井教会の二〇一九年度の歩みが始まりました。教会学校の新しい教師・書記の体制が整えられ、子どもたち、メンバーを迎えます。付属あけぼの幼稚園も春休みに、新しい園児とご家族を迎える準備を重ねました。新しく起こされていく出会いが楽しみです。新礼拝堂建築も着工予定まで一年を切りました。主なる神の御旨にかなう建築としていくために、ますます一人ひとりが「聖書で」建てられていくことが求められています。
新しい出会いを「聖書で」受けていく。それぞれの人生、成長のプロセスを「聖書で」受けていく。難しい、どうしていいか分からない出来事が起こるし、悲しかったり苦しかったり、心痛める出来事が起こる。その時に自分の知恵、優しさで受けるのではなく「聖書で」受けていく。神さまは何と語られているか、主イエスならどうされるだろうか、一番大切にすべきことは何だろうか。導きを祈り求めながら「聖書で」受けていく。「困った時だけ」聖書を開くのではなく、「日々の糧」として聖書を開いていく。私たちの心は聖書に触れないとあっという間に「固く」なります。神の愛とつながって与えられる「やわらかさとしなやかさ」。主イエスご自身が日々神と静かに交わる祈りの時間を大切にされたように、私たちも霊的な糧を日々大切に受けていきたいのです。
一つの試みとして今年度、第二礼拝説教の聖書箇所は『聖書教育』のカリキュラムを使うことにします。それに先立って、夕祈祷会は十日後の『聖書教育』箇所を取り上げ、参加者の応答を織り交ぜる工夫もします。そうすることで祈祷会、教会学校の分級、そして第二礼拝の間で「聖書」を巡る対話が起こり、つながり、広がっていくことを期待したいのです。「聖書で」受け、建てられていく新しい一年に期待して歩みだしていきましょう。