1931年伝道開始、日本バプテスト連盟に加盟するプロテスタント教会です

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あけぼの幼稚園
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巻頭言「神の言葉は時代を変える」市川牧人神学生

 主イエスは悪霊に取りつかれ耳が聞こえず口もきけなくなった少年の話を聞いて、次のように語りました。「なんと信仰のない時代なのか。」なぜ、主イエスは悪霊に取りつかれた少年の話を聞いて「時代」の話をするのでしょうか。それは、主イエスが少年のありさまに不信仰な「時代」を見たからではないでしょうか。神の言葉をこの時代の人々は聞こうとしませんでした。そして、その時代の人々は最後の預言者であるバプテスマのヨハネを殺しました。まさに、神の言葉に対して耳が聞こえず、口がきけなくなった時代だったのです。しかし、時代を変える神の御業がここから始まっていきます。それは主イエスの言葉から始まります。「信じる者には何でもできる。」それを聞いた少年の父親はまっすぐに告白します。「信じます。信仰のないわたしをお助けください。」そして、主イエスは神の言葉を宣言します。「ものも言わせず、耳も聞こえさせない霊、わたしの命令だ。この子から出ていけ。」そして、悪霊は出て行き、少年は復活したのです。新しい時代の到来です。

 神の言葉には力があるのです。今日礼拝で聞く神の言葉は単なる昔ばなしではありません。天地創造をも引き起こす神の言葉なのです。だからこそ、主イエスの言葉は少年を救いだすだけではなく、人々に信仰を与え、さらには時代の変革をもたらすのです。今私たちが生きている時代は「信仰がある時代」でしょうか。もしそう思うことができないのであれば、私たちがすべきことはこの箇所に明らかに示されています。それは神の言葉を「聞く」、そしてそれを「まっすぐに信じる」ということです。

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