心を強くしてこれを   加藤 誠

新礼拝堂建築の「基本構想」が先週の総会で承認されました。登山にたとえるとようやく三合目でしょうか。次の数カ月は、この「基本構想」をもとに設計者と施工業者を選定していく大きな難所を迎えます。主の導きと力添えを切に必要とする場面です。日々、委員会の働きを覚えて祈りを合わせましょう。

 

「主はあなたを選んで聖所とすべき家を建てさせようとされるのだから心を強くしてこれを行いなさい」(歴代誌上2810b 口語訳)

「すでにすえられている土台以外のものをすえることは、だれにもできない。そして、この土台はイエス・キリストである」(第一コリント3・11 口語訳)

 

右の聖句は、委員会みんなで聖句を出し合い、最終的に礼拝堂建築を導くみ言葉として選ばれたものです。歴代誌の聖句は、ダビデ王が息子ソロモンに神殿建築を命じた際の言葉ですが、この10節の直前でダビデがまず諭したのは「主のすべての戒めに留意し、それを求めよ」(8節)でした。建築を命じられたソロモンとしてはついつい「建築自体が第一目的」になりやすいところを、ダビデは「まず主の言葉に聴き従え!」と神を畏れ敬う信仰の大切さを諭したのです。

 

礼拝堂建築が具体化の段階に入り、広さや設備、金額が話題になるほど、次の「三つの祈り」を繰り返し祈る者とされたいのです。

一、神さま、あなたの御旨の実現を祈る者、あなたが大井教会に託しておられる幻の実現を祈る者とさせてください。

二、神さま、そのためにわたしの最善をささげさせてください。

三、神さま、あなたの驚くべき恵みを体験させてください。