巻頭言「風は思いのままに 広木 愛」

 ペンテコステの子どもメッセージが紙芝居で届けられました。聖書にでてくる風は不思議な力を持っているなと改めて実感しました。風に色も形もありませんから、目で見ることはできませんが、風が吹けばそれを感じることができます。旧約聖書の時代から神さまと風が結び付けられて考えられていたということはなるほどなぁと思わされます。風が目に見えないけれども、私たちの周りを動いているように、神さまも、目には見えないけれども、わたしたちの日常にかかわり続けておられるのだろうと思います。

ニコデモという人がイエスさまと出会う物語の中でも、イエスさまは、神さまの働きを風で表しておられます。ニコデモが、「新たに生まれるためには、母の胎に戻るしかないのでは・・」と当たり前の問いをイエスさまに投げかけると、イエスさまは、「あなたがたは新たに生まれなければならないとあなたに言ったことに、驚いてはならない。風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこからきて、どこへ行くのかを知らない。」とお答えになっておられます。神さまが計画されている私たち一人ひとりの計画は、風のように目に見えないもので、どこからきて、どこに行くかもわからないもの・・なのかもしれません。

 先日、教会学校の少年少女科と成人科の科長会が行われ、それに少しだけ参加させていただきました。コロナ前にはきっと時間を持つことも難しかったと思われる科を超えての教師会。教会学校のそれぞれの科の働きに神さまが贈ってくださった聖霊の風が通り抜けていった瞬間だったのだろうなぁと思わされました。神さまがこれまでの当たり前を簡単に乗り越えて、新しい神さまの計画が持ち運ばれることを期待してまいりたいと思います。