小学科天城夏期学校    夏期学校委員長 川口 真紀子

今年60回目を迎える小学科夏期学校が、7日から9日まで天城山荘で行われます。生徒94名と、教師たち39名とが二泊三日の間、恵まれた自然環境の中でみ言葉と食事と寝床を分け合って夏のひと時を過ごします。

今年のテーマは、『行って、あなたも同じようにしなさい』、聖書はルカ10章37節「イエスは言われた。『行って、あなたも同じようにしなさい』」です。「よきサマリア人の譬」として知られる聖書箇所からテーマをいただきました。傷つき倒れていた人を心から憐れに思い(口語訳:気の毒に思い、岩波訳:断腸の想いに駆られ)、その思い(愛)に突き動かされて助けたサマリア人の行為こそが「隣人で愛する」ことであると知る。私たち自身がイエス・キリストによって救われ、その愛を必要としている者であること、そのような私たちのところに主の方から隣人として来てくださっていることを知る。「行って、あなたも同じようにしなさい」とのイエス様の促しに応え、行動する勇気がいただけるように、イエス様に倣い、イエス様の助けをいただいて愛をもって行動する人に私がされるように祈る。み言葉を中心とした三日間の生活の中で、これらのことに子どもたちと共に新たに気づかされ、決心をいただく時となるように。また、存分にみ言葉を分かち合うことをことができるように期待し、祈りつつ準備を進めています。

教会の多くの祈りと先達の働きによって歴史を刻んできた夏期学校です。礼拝、賛美の時間、クラスでの学び、体育館でのゲーム、川遊び、キャンプファイアー、とても賑やかなお食事タイム等々。三日間はとびっきりの笑顔とほんの少しの涙にあふれます。この時間の中で、「神様はたしかに今ここにいてくださる」と確信し、祈りと賛美はさらに豊かにされるのです。

とても素敵な、しかし緊張の三日間がいよいよ始まります。どうぞ、主の御守りと御導きをお祈りください。