十字架の主の前にまったく新たにされて 加藤 誠

4月1日に家族六人で大井に引越してきました。教会の皆様がほんとうに温かいもてなしを整えて私たちを迎えてくださり、家族ともども感激をしています。先主日の第二礼拝でもたれた就任感謝の際、田坂能彦信徒代表の歓迎の言葉と祈りをいただき、あらためてこの場に立てられている責任の重さをひしひしとこの身に感じました。
 招聘受諾状に書かせていただいたように、このたびの招聘にいたるプロセスにおいて私は、自ら語ることを禁じられたザカリヤのように「黙って主の持ち運びを受けていく」こと、エレミヤ書18章6節にあるように「陶工の手の中にある粘土たれ」と示されました。歴史ある大井バプテスト教会の働きを考えるときに、自らの器の小ささと足りなさを自覚する者ですが、陶工である主の御手に自らを委ね、その御業にふさわしく練り直されていくことを祈りつつ、教会の働きに仕えていきたいと願います。
 連盟の常務理事としての任期の最終日がイースターと重なったことにも深い畏れを覚えています。すなわち常務理事の働きを終えて再び教会の牧師として立たせていただくにあたり、「おまえは十字架の主の前に、聖霊の息吹を受けてまったく新たにされなければならない。深い悔い改めを必要とし、ただ主の慈しみにすがるほかない自分であること、聖霊の伴いと導きをいただかなければ何もすることのできない自分であることをしっかりと心に刻みつけて、わたしに従ってきなさい」。そのように主から言葉をいただいたのでした。
 「大井の町で、バプテストの教会になっていく。」
 教会員の皆さんと共に一つのチームにされて、このチャレンジに挑み続けることを主が許し祝福してくださいますように。