「東日本大震災から七年を数えての祈り」

 この七年間、東北の連盟諸教会は十数カ所の仮設住宅に足を運び交流を続けてきました。現地支援委員会の祈りに心を合わせたいのです(以下、一部抜粋)。

 

 主イエスよ、み国を来たらせてください。

 私たちは知らされました。目に見える復興はあっても、目に見えないところで置き去りにされている方々の計り知れない心の痛みを。災害を通して浮き彫りになった日常では差別があり分断がありました。また、経済優先の権力下で地球規模の環境破壊、人災がありました。被造世界は共に苦しみ、うめいています。和解をもたらす主よ、義と愛による神の支配、キリストの平和をこの地に来たらせてください。

 聖霊なる神よ、み心を行わせてください。

 どう祈ったらよいのかわからない私たちを助けてください。そして神のみ心に従い、言葉に表せない切なるうめきをもって執り成してください。助け主よ、命の息吹を私たちに送り、勇気と力を与え、この地に主のみ旨がなるようにしてください。

 命の主よ、今日の糧をお与えください。

 悲しみと痛み、苦悩を抱えながら七年の日々を耐え忍び、亡くなった人たちの分まで必死に生きようと歩んでこられた方々に慰めを与え、確かな望みをお与えください。放射能のために住む場所を追われている人たち、原発の事故による諸々の処理に働く人たちを今日も助け、お守りください。また子どもたちを放射能による健康被害からお守りください。……必要な心の支えが得られますように。真実なる主よ、私たちの心を研ぎ澄まさせ、見るべき事実を見、今日、聞くべき声を聞き分けさせ、隣人と共に生きる力と糧をお与えください。