巻頭言「喜びのクリスマス 広木 愛」

今年のクリスマスは、例年ととても違うクリスマスです。一年を振り返ると、今年はいつもと異なることが多すぎる一年なのではないでしょうか。今年を振り返り、わたしたちの生活とイエスさまがお誕生する時代につながるものがあると思わされています。

 イエスさまのお生まれになった時代、目に見えないウイルスによる制限があったわけではありませんが、目に見えるローマという大きな力によって生活に制限があったようです。そのような制限の中に、救い主がお誕生するということが、当時のイスラエルの人たちにとって、喜びだったと思うと、この目に見えないウイルスによって緊張しながら生活を強いられている今のわたしたちに、イエスさまがこの地に来てくださるというのは、喜びのニュースなのではないでしょうか。

 イエスさまのお誕生の物語には、周りの人には大きな声では言えない出来事が起こっていたと聖書には書かれています。律法的な正しさでは、殺されるしかなかった命を、ヨセフは、大切にしたかった選択を選び取ったのかもしれません。その選択を神さまは、祝福され、神さまの霊によって、与えられた命であると約束してくださいました。

 「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。

イエスさまがお生まれになるもっと前から、神さまが下さっていた約束が、二〇〇〇年前に目に見える形で起こり、そしてイエスさまがお生まれになってから二〇二〇年たった今でも、こうして私たちに同じ約束が与えられていることを喜んでいきましょう。