イエスの祝福から~スチュワードシップの学び「ささげる」~  広木 愛

 五千人以上の人たちとの食卓。この物語のメッセージを、「自分の持っている五つのパンと二匹の魚をイエスさまにささげた信仰深い少年のように、あなたも、すべてを主にささげる人に、なりましょう。」と信じて疑いもしませんでした。しかし、これが、感謝の物語だと気づかせてくれたのは、あるミッションスクールの中学生でした。

 

 弟子アンデレが、「役に立たない」五つのパンと二匹の魚を持った少年を、イエスさまのもとに連れてきて、その少年との出会いを、イエスさまが感謝して、そこに集まった人たちと分かち合ってくださった喜びの出来事。

 イエスさまの「ささげた」ものは、感謝の祈り。「役に立たないもの」にイエスさまが「感謝の祈り」をささげてくださった物語。

 

 アンデレから連れてこられた少年は、「役に立たない」ものしか持っていませんでした。その少年は、イエスさまと出会い、一緒に五つのパンと二匹の魚を一緒に食べ、パンくずが12のカゴにいっぱいになる恵みをイエスさまとその周りにいた人たちと分かち合うことができたのです。

 

 わたしたちは、これまでの経験値から益にならないもの、「役に立たないもの」が何かを知っているつもりになってしまいます。わたしたちが「役に立たない」と決めつけてしまっても、主が、感謝の祈りをささげ、用いて下さるその喜びを受けて、わたしたちも「ささげる」ものとされたいと願っています。