「あなたの居場所は、ここにあるよ」  広木 愛

教会と青山学院との懇談会で、大嶋重徳さん(キリスト者学生会総主事・鳩ケ谷福音自由教会牧師)の講演を伺う機会をいただきました。いつも、KGKの総主事として、青少年と関わることの多い大嶋先生が「若者に届くメッセージができているかどうか」と葛藤をしながら歩んでいることを分かち合ってくださいました。

語られたのは、「日本の教会の抱える信仰継承について」「説教に青少年の居場所があるか」「子どもたちに届く言葉を獲得しているか」そして、「イエスさまの宣教方法について」。

特に「居場所」という視点では、教会に青少年がいる居場所はあるのかという問いは、これまで意識していましたが、「説教の中に」青少年の居場所があるのかという問いは、私自身、はっとさせられました。

私たちにはそれぞれ世代ごとの文化がありますし、その文化から生まれてきた言葉があります。そして、世代だけでなく、教会の中にも文化があり、その文化から生まれる言葉があります。私たちが持つ言葉ばかりを青少年に伝えていないだろか。若者の言葉を獲得しようとする姿勢が果たしてあるだろうか、そのために、私は何をしているだろうか。いろんなお問いをもらって帰ってきました。

若者の持つ言葉を知るためには、一緒に歩き、同じ時間を共有し、一緒に泊まる。そして何よりも大切なのは、食べること。共感することは難しけれども、興味をもって理解することはできるというのです。

これまで日本の教会が一生懸命伝道をして、多くの人が礼拝者へと招かれた反面、その数と同じだけ、こぼれていった人もいるということ。

社会の変化が激しい今の時代に、わたしたち教会はどのように、隣人と歩んでいけるのでしょうか。一緒に考えていければ幸いです。